中年夫婦の35日間オーストラリア旅行記

こぼれ話

 

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オーストラリアに来たら是非聞きたいと思っていた音(声)が3つあった。
第1はディジュリドゥーの音、第2がウォルシング・マチルダの曲、そして3番目がワライカワセミの声だった。
ディジュリドゥーについては別項で詳しく紹介したので、ここではウォルシング・マチルダとワライカワセミについて触れてみたい。

ウォルシング・マチルダ Waltzing Matilda

私がこの曲の全部を最初に聞いたのは、第3次世界大戦でほとんどの国が滅亡しオーストラリアだけが残ったという設定のSF映画『渚にて』の中だった。テーマ曲としてほとんど全編に流れていたため、今でもメロディーをはっきり覚えている。
オーストラリアでは、オージーの反骨精神を歌い上げた歌として、もともと第2の国歌とも言われるほど人気がある曲だが、この映画によってオーストラリアを代表する曲として世界中にも知られるようになったものだ。
今度の旅でこの曲を耳にしたのは、シドニーの宿で何気なく見ていたテレビ番組の中だったが、何か凄く懐かしい曲を聞いたような気がした。
シドニー・オリンピックの閉会式の最後に、スリム・ダスティという歌手がギター片手に歌ったのをお聞きになった方も多いと思う。

Waltzing Matilda の発音
「ウォルシング・マチルダ」ではなくて、「ウォルツィング」だろうとおっしゃる方も多いのではないかと思うが、当時どう聞いても『ウォルシング』と聞こえていたし、一般にこのように表示されていたことも記憶しているので、ここではあえて『ウォルシング・マチルダ』と表示することにした。悪しからずご了承いただきたい。

この歌のオリジナルは、1895年にバンジョ・パターソン Banjo Patterson によって作られ、戦場に向かう兵士や、祝いの席、スポーツ・イベントなどで盛んに歌われたが、現在これを含めて3つのバージョンが歌われている。
下に掲げた楽譜と歌詞は、1903年にマリー・コーワン Marie Cowan が書いたもので、もっともポピュラーなものである。

楽譜
Waltzing Matilda
(by Marie Cowan)
[listen here](Vocal)

Once a jolly swagman camped by a billabong
Under the shade of a Coolibah tree
And he sang as he watched and waited till his billy boiled
You'll come a waltzing Matilda with me

    chorus:
    Waltzing Matilda, Waltzing Matilda
    You'll come a-waltzing Matilda with me
    And he sang as he watched and waited til his billy boiled
    You'll come a-waltzing Matilda with me

Down came a jumbuck to drink at that billabong
Up jumped the swagman and grabbed him with glee
And he sang as he shoved that jumbuck in his tucker-bag
You'll come a-waltzing Matilda with me

Up rode the squatter mounted on his thoroughbred
Down came troopers one two three
Whose that jumbuck you've got in the tuckerbag?
You'll come a-waltzing Matilda with me

Up jumped the swagman and sprang into the billabong
You'll never catch me alive said he
And his ghost may be heard as you pass by that billabong
You'll come a-waltzing Matilda with me.

<<Dictionary>>
Swagman a drifter, a hobo, an itinerant shearer who carried all his belongings wrapped up in a blanket or cloth called a swag.
Billabong a waterhole near a river
Coolibah a eucalyptus tree
Billy a tin can with a wire handle used to boil water in
Jumbuck a sheep
Tucker Bag a bag for keeping food in
Squatter a wealthy landowner.
Trooper a policeman, a mounted militia-man.
 

着メロ

Waltzing Matilda の着メロを作ってみました。今のところ、docomoVodafoneauの一部の機種にしか対応していませんが、もしご利用になれる方がいらっしゃいましたら、試してみてください。多分鳴ると思います。(笑)
(実は、私本人は携帯を持っていないため、自分では聞けないのです。)

http://matilda.k2.xrea.com/
にアクセスしてみてください。
一部の機種では、ワライカワセミの声やあの横断歩道の音も聞けます。
※うまくダウンロードができて、音が鳴ったら、メールをいただけると嬉しいです。

ワライカワセミ Kookaburra

学生時代、手作りの短波受信機でアマチュア無線や世界の日本語放送を追いかけたことがあった。
その頃短波ファンの間でもっとも人気があったのが、毎日19時から9.76MHzでメルボルンから送られてくるラジオ・オーストラリア Radio Australia の日本語放送だった。
放送開始直前のインターバル・シグナルでこのワライカワセミの鳴き声とウォルシング・マチルダの曲が流れ、そのあと軽快な開始音楽に続いて日本語番組が始まる。この辺の粋な演出が人気の原因だったのだと思う。
性能のよくないラジオのチューナーを捻りながら、必死になってこの音を探したのを覚えている。
この日本語放送も、今では行なわれていない。ちょっと残念である。

◆懐かしのラジオ・オーストラリアの音声

Kookaburra は、体長約45センチ、体重500gの大型の鳥。大きな四角い頭と巨大なくちばしを持つ最大のカワセミ。英語では Kingfisher と呼ばれるが、魚を採ることはなく、小動物や大きな昆虫、トカゲなどを食べる。
上空から舞い降りて、ヘビの頭を咥えて高く飛び上がり、地上に落としたり木の枝に打ち付けたりして殺して食べることもある。
しかし、何と言ってもこの鳥の特徴はその奇妙な鳴き声にある。他の鳥とテリトリーを争う時などには、人間の笑い声にそっくりなけたたましい声で泣き叫ぶ。これが『ワライカワセミ』 Laughing Kookaburra と呼ばれる由縁なのである。

街の中を歩くのが多かった今回の旅では、残念ながらワライカワセミの声はおろか姿も目にする機会もなかった。帰ってきてWeb上で見つけて拝借したのが、次の写真とサウンド・ファイルである。

ワライカワセミ